FREDRIK PACKERのアイテムに使われている様々な生地。
オンラインストアの各商品ページには、そのアイテムに使用されている生地が記載されています。
が、余程の生地マニアの方以外には何のことだかさっぱりわからないのではないでしょうか。
ここではFREDRIK PACKERSのアイテムに使用されている主な生地の特徴を、
各種類ごとに極力わかりやすく説明いたします。
また各記事説明の最後に、その生地を使用したおすすめアイテムを掲載しているのでご参考までに。
バッグを形・見た目から選ぶ方法以外に、生地で選ぶ選択肢もありかもですね。
CORDURA (コーデュラ)
「コーデュラ」この言葉を聞いたこと(見たこと)がある人は多いのではないでしょうか。
店頭で売られているバッグの下げ札にもよくついているアレです。
アメリカのインビスタ社が製造・販売しているナイロン素材。
強度の高い糸で編み込まれているので、耐久性に優れています。
そのため過酷な環境下で使用されるアウトドア用品にも採用されています。
そして強度があるものの、軽さまで実現。相反する特徴を備えているのも魅力の一つ。
生地の裏面にはPU(ポリウレタン)加工が施されていて、撥水性もあり。(完全防水ではございません!!)
見た目はマットな感じではあるものの、やや光沢感あり。
触った感じは「サラッと」と言うよりもどちらかと言えばやや「ザラッと」寄りかと。
CORDURAを使ったアイテム
BALLISTIC (バリスティック)
「バリスティック」こちらも聞いた事がある名前ではないでしょうか。
なんとこちらの生地、防弾チョッキに使われているんですよね・・そのことからもわかるように、強度は高いし耐久性も
めちゃくちゃあります、はい。
おまけに耐熱性にも優れているんです。(通常の使用においては、高耐熱性というスペックは明らかに過不足ですが・・)
要はめちゃくちゃ頼りになる生地ってことです!
そんなバリスティックですが、アメコミによる・・もとい、編み込みによる独特な模様が特徴的。
その模様のせいで触った感じは凸凹感があるものの、意外にもサラッとしています。
鈍い光沢感は上品さを醸し出しており、なるほどビジネスバッグに多用されているのも納得。
生地の張り感や厚みもあるので、この生地を使ったアイテムは自立できるものが多い印象です。
BALLISTICを使ったアイテム
RIPSTOP (リップストップ)
「リップストップ」ウルトラライトなアイテムが日常に浸透してきている昨今、
この名前を耳にしている方は少なからずいるはず。
薄くて軽量な生地は、アウトドア用品や登山用品に多く使われています。
その薄さは反対側が透けて見える程。それだけ薄いともちろん軽さもハンパないです。
となると、耐久性に疑問が生じるのは至極当然のこと。
がしかし、これで耐久性が低かったらなんちゃないただの生地。
実はこの「RIPSTOP」というネーミングに秘密が!!
「RIP(裂ける)」+「STOP(食い止める)」
つまりたとえ生地に穴や裂け目が入ったとしても、それ以上被害が大きくならないような構造となっているのです。
その構造とはリップストップの特徴である格子状の模様のこと。
これはナイロン繊維を格子状に縫い込んでいるために現れる模様で、これが引き裂きに強い特徴を生み出しているのです。
もちろんこの格子状の模様のおかげで、生地そのものの強度が増しているのは言わずもがなです。
薄くて軽いという特徴から、暖かくなる春先から暑い暑い夏場にかけて活躍するアイテムに使われるリップストップ。
しかし私自身、リップストップアイテムは通年で使える万能選手だと思っています。(実際に使っています!)
冬場の重くなりがちな服装に、軽快さを与えてくれる外しアイテムとして意外と重宝します。
RIPSTOPを使ったアイテム
PACK CLOTH (パッククロス)
「パッククロス」こちらはあまり聞き覚えがない方が多いのではないのでしょうか。
強度や耐久性、そして耐水性をバランス良く備えた生地。(おまけに縫製が容易で言う事なし。←こちら側の話。)
またツヤと張りも特徴的。
この二つの絶妙なバランスが、見る角度によって変わる生地の表情に良い影響を与えているのではないかと。
そんな特徴を持ったパッククロスは、個人的には女性に持って欲しい生地(アイテム)。
実際にこのパッククロスを使用したFREDRIK PACKERのアイテムは女性からの人気が高く、定番化しているのも頷けます。